WEBサイトは「情報を人に見てもらうための媒体」。当たり前のことですが、このことを本当の意味で理解できたのは、WEBデザイナーになってからずいぶん時間が経ってからのことでした。
WEBデザイナーなら誰もが目指す、「かっこいい」「キレイな」「オシャレな」「動きがかっこいい」WEBサイト。WEBデザインの世界に足を踏み入れた当初は、見る人が驚いたり、喜んだりするコトが嬉しくて、夢中になって新しいデザインや機能の組み合わせを追求していました。でも、どんなWEBサイトでも生まれた「目的」があって、その目的を達成できないのなら、そのWEBサイトはただの独りよがりになってしまいます。僕自身、クライアントからの第一印象は良いのに、なかなか成果の出ないプロジェクトを幾度となく経験し、この基本的な部分が強く意識できていなかった事に気付いたのは、WEBデザイナーを名乗ってからずいぶん時間が経ってからのことでした。
それ以降、僕の中での制作ポリシーは、『依頼者が「思った通り」「思った以上」のWEBサイト創ること』になりました。クライアントの目的を達成するために必要なモノは必ず満たす。よりよい結果を出すために必要なモノはどんどん取り入れる。この会社に入って一番良かったことは、自分のアイディアをどんどんプロジェクトに取り込んで行ける『自由さ』があることです。
もちろん、ビジネスである以上、予算や納期は絶対に守る必要がありますが、その範囲の中で出来ることは全てやっていく。プロのWEBデザイナーとしてのプライドにかけて、毎回全力でプロジェクトに臨みたいと思っています。