AIでWEBサイトは簡単に作れる?
公開後の初動ミスで"検索に存在しないサイト"になる理由

AIでWEBサイトは簡単に作れる? <br><span style="letter-spacing: -1px;">公開後の初動ミスで"検索に存在しないサイト"になる理由</span>
―― 作るだけで終わらせない、公開直後の検索対策 ―― 作るだけで終わらせない
公開直後の検索対策

AIでWEBサイトは簡単に作れる?
公開後の初動ミスで"検索に存在しないサイト"になる理由

対象:WEB担当者・個人事業主・サイト運営初心者 テーマ:サイト公開後の初期対応 / SEO / インデックス登録 / 計測設定 目的:公開直後に確認すべき実務項目を整理し、検索に認識されるサイト運用の土台を作る

AIやノーコードツールの普及により、WEBサイトを「作る」ことは以前より圧倒的に簡単になりました。
しかし最近、「AIツールでサイトを自作したものの、いつまで経っても検索に出ない」「問い合わせが全く来ない」と当社に駆け込んでくるお客様が急増しています。

なぜなら、サイトを公開した「だけ」では、検索エンジンに正しく認識されないからです。
公開後に必要な確認を怠ると、noindexが残っている、サイトマップが送信されていない、AIが作ったダミーテキストが残っているといった問題が見落とされます。

本記事ではGoogle公式情報を参照しながら、WEBサイト公開後に確認すべき初期対応を整理します。 「作っただけのサイト」を、検索エンジンとユーザーに正しく届けるための実務チェックリストです。

「検索に存在しないサイト」とは何か

ここでいう「検索に存在しないサイト」とは、URLを知っている人はアクセスできるものの、Google検索に正しく認識・登録されていない状態を指します。

Google検索に表示されるためには、Googleのクローラーがページを発見し、データベースにインデックス(登録)できる状態である必要があります。Search ConsoleのURL検査ツールを使えば、対象URLがGoogleに登録されているかを確認できます。

「サイトを公開すること」と「検索エンジンに認識されること」は全く別の工程です。

なぜ公開後の初動が重要なのか

公開後の初動で重要なのは、Googleに「新しいサイト(ページ)ができたよ」と伝え、クロール・インデックス登録できる状態を整えることです。

Google公式ドキュメントでも、サイトマップの送信や、個別URLの再クロール依頼が推奨されています。これを怠ると、数週間〜数ヶ月、検索に出ない状態が続きます。

参照: Google Search Central「Google にサイトを再クロールしてもらう」

公開後に起きやすい初動ミス(AI特有の罠も)

WEBサイト公開後に見落とされやすいのは、デザインではなく「検索・計測・導線に関わる裏側の設定」です。特に最近は、AIやノーコードツール特有のミスも目立ちます。

検索に登録されない
テストアップ時のnoindex設定が解除されていない、サイトマップが未送信など。
AI特有のダミー放置
AIが生成した適当な英語のプレースホルダーや、見当違いなメタディスクリプションが残ったまま公開されている。
問い合わせを逃す
フォームは作ったが、実際の送信テストをしていないため、管理者宛にメールが届かない状態。
計測できていない
GA4タグが動作していない、社内アクセスを除外していない、公開後の改善判断ができない状態。

公開後に確認すべき10のチェックリスト

サイト公開後は、以下の項目を上から順番に確認しましょう。

  • 1. noindex設定の解除確認:検索避けのタグが残っていないか
  • 2. robots.txtの確認:必要なページがクロール拒否されていないか
  • 3. Search Consoleへの登録:プロパティ登録とURL検査の実施
  • 4. サイトマップ送信:sitemap.xmlをSearch Consoleから送信
  • 5. HTTPSとリダイレクト確認:httpからhttpsへ正しく自動遷移するか
  • 6. canonicalの確認:正規URLが意図通り指定されているか
  • 7. AI生成ダミーデータの削除:不要な英語テキストや画像の消し忘れはないか
  • 8. GA4の動作確認:アクセス計測が正しく行われているか
  • 9. 内部トラフィック除外:社内・関係者のアクセスを除外設定したか
  • 10. 問い合わせフォームの実送信テスト:管理者通知、自動返信が届くか

特に確認すべき重要ポイント

1. noindexが残っていないか確認する 検索登録の絶対条件

制作中ページを検索結果に出さないための「noindex」設定。公開後にこの設定が残っていると、どれだけ待ってもGoogleのインデックス対象から外れます。CMSの設定とHTMLタグの両方を確認します。

2. AI特有の罠:メタ情報とOGP画像の確認 クリック率とシェアへの影響

AIが適当に生成したページ説明文(メタディスクリプション)が残っていると、検索結果でユーザーに不信感を与えます。また、OGP画像(SNSシェア時の画像)を設定し忘れると、利用したノーコードツールのロゴがデカデカと表示されるため注意が必要です。

3. 問い合わせフォームの実送信テスト 機会損失を防ぐ最後の砦

「見た目は完成しているのに、送信ボタンを押してもエラーになる」「管理者に通知メールが届かず、迷惑メールに入っていた」というトラブルは非常に多いです。必ず自分たちでテスト送信を行いましょう。

計測と検証方法

公開後の確認は、目視だけでなく必ず公式ツールを使って検証します。

  • Search Console:インデックス登録状況、サイトマップ送信
  • GA4:リアルタイム計測でアクセスが拾えているか確認
  • PageSpeed Insights:表示速度やスマホでの表示崩れがないか確認
  • 実機確認:スマホ、PC、主要ブラウザでフォーム送信・リンク遷移を確認

まとめと次回予告

AIやノーコードでWEBサイトを作ること自体は簡単になりました。
しかし、公開後に検索エンジンへ正しく認識させ、計測し、問い合わせ導線を検証する工程は「プロの領域」の実務作業です。

次回予告:作るだけでは終わらない「保守」の話

ここまでが「公開直後の初期対応」です。
ただし、WEBサイトは公開しただけでは維持できません。実際には、この後の「保守」でサイトの成果は大きく変わります。

次の記事では、「WEBサイトを放置すると何が起きるのか」「なぜ保守が必要なのか」を具体的に解説します。お楽しみに!

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※本記事はGoogle Search Central等の公式情報を基に整理しています。実装時は各公式ドキュメントの最新情報をご確認ください。

監修者
矢野 俊幸
Toshiyuki Yano
代表取締役 Executive Producer|福岡オフィス
私は25年以上、企業のWebサイト制作・運営に携わってきました。Webサイトは企業の価値を映す大切な資産であり、継続的な改善の積み重ねが成果を生むと信じています。 当社では保守専任エンジニアが直接対応する体制を整え、責任あるサポートを徹底しています。同時に、専門的な内容であっても、できるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしてきました。 本コラムでは、経験豊富な制作者の方はもちろん、これからWeb運営に取り組む方にも寄り添いながら、本質を見極める視点と実務に活かせる知見を、情熱を持って発信してまいります。
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